2020-01-06

パンダンリーフ

tomato
東南アジアのあちこちで目にするパンダンリーフ。見た目は地味だが香りでその存在に気づく。

〘英語-pandanus leaves, pandan leaves タイ語-ใบเตย(バイ・トゥーイ) インドネシア語-Daun Pandan(ダウン・パンダン) 中国語-  ヒンディ語-  ベトナム語-  〙

パンダンリーフとだだちゃ豆の間には

by Takashima Keiko

thaibasil

味付けした鶏肉をパンダンリーフで包んで揚げたガイホーバイトゥーイ(パンダンリーフチキン)。

「不思議だなあ。だだちゃ豆の匂いがする」。タクシーに同乗した日本からの来客が言う。なるほど、だだちゃ豆か!そうかもしれない。

シンガポールのタクシーは、虫よけにもなるというパンダンリーフを車内に香らせていることが多い。この匂い、タイの香り米によく似ているとは思っていたけれど、だだちゃ豆にも確かに共通するものがある。たぶん、ダメな人はダメな香りだと思うが、日本人に案外好きな人が多いのはそのせいなのかも。シンガポールではかなり好まれていて、この匂いを嗅がない日はないといってもいいくらい。海南チキンライス、パンダンチキン、クエと呼ばれる伝統菓子・・それだけではなく、シフォンケーキやスナック菓子なども「パンダン風味」にあふれている。

thaibasil

沖縄でみかけたアダンの木。

数年後。別の調べものをしているときに、パンダンリーフとだだちゃ豆には、アセチルピロリンという同じ香り成分が含まれていることを知り、やっぱりね!とうれしくなる。ついでに「だだちゃ」の意味を調べると、庄内地方の方言で「おじさん」「おやじさん」を表すことばだそうで、だだ=おやじ、ちゃ=ちゃん、のような感じらしい。だだ茶豆と書くこともあるけれど、この「茶」はもしかして当て字??

と、パンダンリーフではなくだだちゃ豆の話で終わりそうなので、ちょっと軌道修正。パンダンリーフは日本語ではニオイタコノキ。蛸の木・・なかなか印象的な呼び名だ。ちなみに沖縄の工芸品で知られるアダンは、同じタコノキ科の植物なのだそう。ヒンディー語では、アダンをケウラ(केवड़ा)と呼び、その雄花からとる香料は、料理の香りづけに使われるとも聞く。ケウラウォーターは案外手に入れやすいようなので、そのうちパンダンフレーバーと香り比べをしてみたい。

参考: JA鶴岡 だだちゃ豆データブック

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