〘インドネシア語- 英語-Chinese date, Red date, jujube タイ語- ヒンディ語- ベトナム語- 中国語-红枣(ホンザオ)hóng zǎo, 大棗(ダーザオ)dà zǎo〙
英語も日本語も紛らわしい、ナツメとナツメヤシ
ナツメとナツメヤシ(デーツ)。名前は似ているけれどまったくの別物。英語もChinese date, Red dateと、こちらも日本語と同じくらい紛らわしい。姿までちょっと似ているからさらにややこしい。
ナツメはクロウメモドキ科の果実で、ナツメヤシはヤシ科。日本での生薬名は大棗(たいそう)。甘麦大棗湯や六君子湯などの漢方薬にも含まれている。シンガポールでは、中華系の薬膳スープやスイーツなどによく使われているので、日本より見かける機会が多い。
日本では主に中国からの輸入品が多いが、岐阜や福井などでは生産もされていて、秋の東京で生ナツメが手に入ることもある。
ところで、シンガポールのチャイナタウンでは、砂糖と阿膠で甘く煮た「蜜棗」というお菓子をよく見かけるのだが、台湾の「蜜棗」は、なんとインドナツメ(Indian jujube)とも呼ばれる、生のフルーツのことらしい・・とつい先日知った。そんなわけで、台湾からのコメントを熱望!
参考:「中医臨床のための中薬学」 神戸中医学研究会編著
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