〘中国語-木瓜(ムーグァ)mù guā 英語-Papaya(パパイヤ) インドネシア語-Pepaya タイ語-มะละกอ ヒンディ語-पपीता(パピータ) ベトナム語-Đu đủ 〙
パパイヤとボケの関係は
「パパが嫌いな食べ物はなぁに?」でおなじみ(?)のパパイヤ。タイ料理店に行くと、必ずと言っていいほど青いパパイヤを使ったサラダ、ソムタムを注文してしまう。甘くて、辛くて、しょっぱくて、酸っぱい、何だかよくわからないけど好きになってしまうところがタイの国そのものを表しているような気もする。シンガポールのリトル・インディアのマーケットでたまに見かけた、よく熟した小さなパパイヤのおいしさも忘れられない。
このパパイヤ、中国では一般的に「木瓜」と呼ばれている。上海ではたまに見かける程度、あまり頻繁に登場する食材ではないように思える。
一時帰国時、テレビの園芸番組をぼんやりと見ていたときのこと。「ボケの花は漢字で木瓜と書きます」・・・木瓜ってパパイヤではないの?と、KOELセンサー発動。パパイヤは中南米原産のパパイヤ科、ボケは中国原産のバラ科。うーん、パパイヤとボケ、どうしても結びつかない。ちょっと調べてみよう。
どうやらパパイヤの正式名称は「番木瓜」というらしい。「番」はトマトの記事でご紹介したように「外国の」という意味があることから、本来の木瓜とは別物であると想像できる。さらにボケはカリンのような大きな実をつけるものもあるらしい。ボケの実は見たことがないけれど、カリンの実は幼いころ、母がよくシロップを作ってくれたことを思い出す。カリンはボケと同じバラ科。わりと近い関係にあるのかも。カリンとパパイヤの見た目、確かに遠くはない。
そういえば・・雲南料理を食べたときに飲んだ「酸木瓜汁」というジュース。木瓜(パパイヤ)というよりはカリンみたいだなと思ったのは間違っていなかったのかも。今ではあの「酸木瓜」がもともとの木瓜の実ではないかと思っている。
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